掃除=メンテナンス。

2013年も後10日となりました。

木全の家は基礎工事、
愛西の家は擁壁の設置工事と
現場は忙しく動いております。

さて年末といえば大掃除ですが、
皆さんは汚れの種類によって掃除の
方法が異なる事をご存知でしょうか。

汚れは2種類に分けられます。
それは「酸性」と「アルカリ性」
「酸性」の汚れは、油汚れ、手垢、湯垢などで、
「アルカリ性」の汚れは、石鹸カス、尿、水垢などです。

どちらの汚れも落すためには「中和」が効果的です。

例えばテーブルに着いた手垢。
手垢は「酸性」なので「アルカリ性」の素材で綺麗になります。

市販されている合成洗剤も沢山ありますが、
食品や普段身体を洗っている物を使えば、
子供でも安全に汚れを落とせます。

「アルカリ性」の素材:重曹や石鹸など。
「酸性」の素材:クエン酸や酢・レモンなど。

掃除で最も大変なのは水周りです。
特に浴室は石鹸カス、水垢、湯垢、カビなどの
沢山の汚れがあります。

石鹸カス:アルカリ性 ← クエン酸で掃除
水垢:アルカリ性 ← クエン酸で掃除
湯垢:酸性 ← 重曹で掃除
カビ ← 普段から乾燥と通風に気をつける
007
道路寺の家の浴室は3年が経ちましたが、
桧張りの壁と天井はカビや汚れが無く、
新築時の状態のままです。

汚れの種類を見分け、汚れにあった方法で掃除すれば
結果的に建物のメンテナンスにつながります。

注意!
※大理石の浴室では石鹸カスがついていても
 「酸性」の素材で掃除すると変色や傷む可能性が
 ありますので、中性洗剤を使う必要があります。
※クエン酸などは塩素系の洗剤と混ぜると大変危険です。
※掃除の仕上げは中和を保つことです。
 重曹で掃除したところは、最後に薄めたクエン酸で中和しましょう。

                      五藤久佳デザインオフィス 坪内

コメントを残す