3月25日 「建築のノーベル賞」とも呼ばれる
プリツカー建築賞の今年の受賞者に、
建築家の坂茂(ばんしげる)さんが決まりました。
日本人では昨年受賞の伊東豊雄さんにつづき7人目です。
板さんの建築は紙管やコンテナを
建築資材として使用する独自の手法で知られ、
世界各地の災害支援に活動に取り組んでいます。
東日本大震災では、土地を有効利用するために
海上輸送用のコンテナを利用して仮設住宅を作り、
避難所ではプライバシーを守るための個室を
紙と布で作っています。
私の実家の近くにも木造住宅専門の工務店の
ために作った「紙のドーム」という板さんの建築があります。
1998年に建てられたこのドームは
紙管をアーチ状に組んだ構造で、
いつもすごいな~と思いながら見ていました。
しかし先週、前を通った時には更地の状態で、
もう見る事が出来ず残念です。
移築されたのか解体されたのかは不明です。
移築され、どこかの地で残っているといいのですが。
五藤久佳デザインオフィス 坪内