劣化の軽減。

長期優良住宅の基準に劣化の軽減があります。

等級も1から3までがあり、
等級2か3を満たせば長期優良住宅の基準に適合します。

等級1は建築基準法に定める対策
等級2は構造躯体が2世代(50年~60年)もつ対策
等級3は構造躯体が3世代(75年~90年)もつ対策で、
扶桑の家をはじめとするこれまでの長期優良住宅は
等級3を満たしています。

劣化の軽減には床下や小屋裏の換気、
浴室の防水などの基準がありますが、
目で見て分かるのは外壁の軸組み(構造)等の防腐防蟻処理です。
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土台や柱には耐久性区分の最も強いヒノキですが、
合板や筋違いは異なるため、地面から1mの範囲で
防腐防蟻材を塗ります。(写真オレンジの部分)

構造躯体は建築の要。

外壁や屋根などの張替、葺替可能な部分とは違い、
構造躯体を取り換えるのは大変困難です。

長期優良住宅に限らず、構造躯体の劣化の軽減対策は、
とても重要です。

五藤久佳デザインオフィス 坪内

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