住宅ローンの控除。

消費税増税の話は負担増ばかりではなく、
場合によって得する場合もあります。

それは住宅ローン控除の拡大です。
今はまだ税制改正案の段階ですが、
今年の夏には決定されます。

現行の住宅ローン控除は
住宅ローン年末残高のうち2000万円までの部分について、
その1%に相当する額が所得税や住民税から控除されます。

控除期間は10年間なので、最大控除額は200万円です。

しかし、税制改正大綱では
消費税が8%に増税する2014年4月から2017年末まで、
住宅ローン控除の対象となるローン残高の上限が
4000万円に引き上げられ、実施されれば最大控除額
400万円の減税となります。

つまり、建物2500万、土地2000万の場合、
消費税が3%増税されると 「2500万×3%=75万」の負担増
(土地は非課税)ですが、
住宅ローン控除「建物・土地 4500万で控除400万」
200万の控除増となり、差引125万得します。

以下は契約・引渡し時期の違いによる
消費税と住宅ローン控除の表です。
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消費税を増税するのかしないのか、
住宅ローンの控除を拡大するのかしないのか、
早く決めていただきたいものです。

                  五藤久佳デザインオフィス 坪内

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