涙が出てきた。

核兵器廃絶をかかげて大統領になり

現役大統領として初めて広島に来てくれた彼の勇気に

感謝、感謝、ただ感謝。

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70年の重しから解き放たれた瞬間!

この二人の笑顔を見ることが出来たことを心から嬉しく思う。

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スーパーマレンコとして

我が家に来てからから21年も経ってしまったソファー。

当時、少し高価でしたがなんとも可愛らしい丸みを帯びたシンプルなデザインに惚れて

思い切って購入しました。

ソファ

40年以上も前のとっても人気のあるデザインです。我が家では「マレンコちゃん」と呼んでいました。

それが生地もNUDE(カバー無し)のままだったので傷みも早かったのでしょう、いつの間にか座らなくなってしまいました。

もう諦めかけて処分しようかと思っていたところオーバーホール出来るということを知りました。

そして少し費用は掛かりましたがカバーリングでこんなにモダンに生まれ変わりました。

マレンコは座布団が大きく膨らんだようなブロックの連続の組み合わせ。

それをブロックごとに色分けしてあげると構成がはっきりしてフォルムが生きてきます。

デザインの良いものは飽きがこないので結局永く使えるということですよね!

私たちの目指す建築もそうありたいです。

新しく命を吹き込まれた「スーパーマレンコ」をこれからもずっと大切に使いたいです。

北陸へ展覧会と建物見学+温泉ツアーに行ってきました。

金沢で興味のある展覧会が重なったので協会の有志メンバーを誘い建築ツアーに行ってきました。冬の北陸の天候は変わり易くとても不安定でした。やんだとおもいきや突然降り出します。やはり弁当忘れても傘は手放せませんね。

高志の国文学館

蛭谷和紙の照明はシルエットがとても優しい

  

ご一緒した二人は少年のようにシャッターをきっています。

いつも感心しますが谷口建築はダイナミックな演出も当然のことですが細部の詳細もすごいなと感心します。また、時代にとらわれない素材や色の選択は本当のエコと言ってもよいと思います。

いつも同じアングルでしゃがみこんでカメラを構える建築少年たち

こんな二人をおさめた画(え)の方が滑稽で楽しいです。

金沢21世紀美術館では「ジャパン・アーキテクツ1945-2010」「3.14以後の建築」展を観て来ました。

感心したのはこれほどまでに沢山の古い資料をよく集めたということでした。

また、昔の設計手法はT定規、平行定規、ドラフターとアナログでしたから今のCADの時代に比べて出来上がる作品も大ざっぱに感じました。

つまり設計ツールによって作品は大きく進化するのではないかという事が私の感想です。

これからBIMが普及すればそれが更に加速することでしょう。

宿泊は湯涌温泉でした。

片山津温泉街湯

朝、近江町市場に寄ってみました。

タグ付きは加能かに!その他にはロシア産、富山産が売っていました。もう庶民には高級品ですね~^^;

建築少年のお二人、川合さん小澤さんご一緒していただきありがとうございました。

是非、また建築見学ツアー行きましょうね!

 

浴室改修工事に思うこと

浴室の改修工事をしています。

Iさんは80歳のご高齢。

Iさんは息子さんらがいらっしゃいますが現在は奥さんと二人暮らしです。

しかし今夏、一緒に暮らしていた奥さんが自宅で倒れ入院されました。

幸い奥さんは回復されていますが、退院後は不自由になると予想され

浴室や洗面、トイレなどの改修に踏み切ったのでした。

もうひとつ改修へ踏み切った理由があります。

それは息子さんたちやお孫さんたちが盆正月に帰って来るのですが

寒いとか汚いという理由でお風呂には入ってくれないのだそうです。

Iさんの家も新築当時はワインレッドのタイルの凄く大きな、自慢のお風呂だったことでしょう。

 

私たちは普段、新築の場合ユニットバスという出来合いのものは使用しません。

それは私たち設計事務所の特色が発揮できないということと

そもそも建築主がそれを欲していないからです。

しかし、今回は逆でIさんは温かいきれいなお風呂を欲しているのです。

そしてIさんと初めてユニットバスのショウルームにも行ってみてきました。

すると以前よりかなり断熱性、保温性が進んでいることがわかりました。

 

顧客が必要としていることに応えることこそ私たちの使命だと思います。

年末年始にIさんが「新しい風呂に入ってけっ!」と息子さんやお孫さんたちに

自慢げに声を掛けていただけることを楽しみに工事は着々と進みます!

解体され躯体のみの状態

心配そうに工事を見守るIさん

 

保温性抜群のユニットバス!

式年遷宮に檜を供給する井出の之小路山(東濃の森)

木の家スクールhttp://kinoie.web.nitech.ac.jp/第6回

岐阜県と長野県の県境にあり、かつては江戸城にも供給し、今も伊勢神宮に木材を供給している井出の之小路山(天然林)へ行ってきました。

江戸時代は不入山(ふにゅうざん)として部外の立ち入りを禁じた山でした。

今も林道に何重にも扉に鍵がかけてあり厳重な管理でした。普段、私たちは建物を建てる際、大量の材木を消費します。現場に運ばれてきたその木材はすでに四角く定型に削られ、生き物の状態から無機質な材料へと変化しています。そのような本来、森で生き生きと育っていた物を使う立場として、その材料のルーツを確認しておきたいと常々思っていました。

途中、林道の細道で休憩をしました。画像中央、奥の方に見えるところまでひたすら車で登ります。

着いた所で正午を回ってしまったので腹ごしらえのため地元名物の「朴葉寿司」をいただきました。見た目にかわいらしく、まさに素な味でとても美味しくいただきました。

伊勢神宮に納めた御神木の伐り株

御神木祭では山の斜面にステージを組み大々的にセレモニーを行います。「三ツ紐切り」という斧だけで一対の檜を「人の字」になるように伐り倒します。チェンソーは使わないそうです。

伐った後、根元にはサワラがすぐさま生えてきます。檜とサワラが勢力争いをしているのだそうです。この森は海抜1,000M。檜とサワラが7:3の割合で生息しています。もちろん自生です。


江戸時代より山の管理を任された山守の末裔の内木哲郎さんに紙芝居など交えながら楽しく
ご案内していただきました。



千年の檜 枝打ちはしていませんが幹の左側には一本も枝がありません。
左側に他の木があるとそちらには枝を出さないそうです。

千年の檜の前に見守られビレイパレスの小澤さんとのスリーショット。森に抱かれ有難い気持ちです。

今回の見学で建築材料としか見ていなかった檜がこうした山で何十年、何百年も育ち、生物(植物)としての営みを経て私たちのもとに来てくれるということが確認出来てとても有難い経験でした。そして以前よりも木に対する愛着が増し、木の生物としての特性を生かしながら大切に扱おうと思いました。

五藤久佳デザインオフィス

第22回わたしらしい住まいづくりセミナー

愛知県建築士会 女性委員会で活躍している後輩の池田園子さんが頑張っています。

「第22回わたしらしい住まいづくりセミナー」のご案内。

女性の建築家の方が創る作品はどこかやさしい。

創られた作品を見ると女性が創った作品はやはり分かります。

シャープでエッジの効いたものよりも柔らかく触れる部分は

とても細やかな感じがします。ちょうど男女の身体の違いのように。

セミナーは予め申し込みをした方が助かるそうです。

五藤久佳デザインオフィス

(社)愛知県建築士事務所協会といちい信金が提携!

私たちの所属する(社)愛知県建築士事務所は朝岡市郎会長の

発案のもと愛知県下の3つの銀行と提携を結ぶことができました。

 私は会長と先月10日に一宮支部管内のいちい信用金庫本店へ

訪門し提携書類に調印をしてきました。

これは、愛知県建築士事務所協会の会員が紹介する建築主に対して

特別の優遇金利を適応して資金を借り易くするというものです。

消費増税の上がる前のこの時期にマイホームを建てることは

近年にない最大のチャンスです。是非この機会に特別に低い金利で

マイホームをお考えになってはいかがでしょうか。

以下はいちい信用金庫の(社)愛知県建築士事務所協会に対する金利優遇の例です。 

 

一宮市駅前ビル(i-ビル)見学会報告

11月1日オープンに先立ち、

去る9月26日に一宮駅前ビル見学会を行いました。

当日は設計監理の山下設計事務所の意匠担当篠崎さん、

監理担当の高尾さんのご案内で2班に別れてご案内していただきました。

(社)愛知県建築士事務所協会一宮支部の他にも一宮市耐震診断員さん

(公社)愛知県建築士会一宮支部の方々にも参加していただきました。

私は意匠担当の篠崎さんの班でしたのでデザインの工夫されたところを

より詳しくお聞きすることができました。

ここは2層分の階高を使い式典用のホールです。

下層部は吸音材をベースに栂材をランダムに張り付け壁をプロテクトしてあります。

これによりちょっとしたコンサートや球技なども可能になると思います。

またこの反対側の図書室との間に中庭がありオープンエアーのホールになるのです。

ホールからは一宮市の正面側が一望できます。

図書館開架コーナーは本棚やデスクなどがオリジナルでアルミ材の

押し出し成形を採用して見付けを細く見せる工夫をしています。

カーペットなど全体的に色彩の選択がよく、担当者のセンスの良さが

生きています。

 

上部の天井はPCコンクリートで出来ています。構造材(梁)を

そのまま使用しています。

本棚からLED照明がこのPC天井に照らされ反射して照度を確保しています。

求められる明るさによって白く塗ったり、そのまま(グレー)だったりで

使い分けています。

また、このPC梁は内部が空洞になっており、空調のダクトにも

なっています。

階段室のハイサイドライトですが天井面は色が淡い緑にしてあります。

この方が白より変化があって楽しいですね!

子どもとの触れ合いコーナーかな?色調をカラフルにしてお家っぽく

してあります。少し天井との距離が詰まっているのが気になります。

煙突まであります。

この建築の特徴であるシビックテラスに出ました。このシビックテラスは

西側にある駅のホームから臨め同じ高さのフロアーラインになっています。

つまりここでイベントをしている様子が電車からホームから臨むことができます。

フロアーラインまで街に開放的です。様々なイベントが催されることでしょう!

篠崎さんが説明しているのはミストのシャワーです。

夏の暑いときはセンサーが感知して自動でミストが出るそうです。

上部の部屋は休憩室です。喫煙室ではありません。

一階コンコースからすぐ横に店舗街があり、成城石井が手前に構えています。

買い物してから電車に乗って帰ることができますね。でもここは尾張の一宮!

カネスエ、三心がありますからね、どうなんでしょう?

まだオープンされていないコンコースで説明する篠崎さん

見学後坪内君、伊神君と記念のショットです。

白い外壁の小口部に淡い色の変化をつけてあります、

よーくご覧になってください!

これからこのビルが未来へと受け継がれ

一宮市民に愛され続けることを願います。

図書館は来年オープン!駐車場への渋滞が心配されます!!