減少の一途をたどっている。

先日、低炭素建築物の講習を受けてきました。

低炭素建築物とは「都市の低炭素化」の中の一つで、
二酸化炭素の排出の抑制に資する建築物(省エネ)をいい、
住宅の場合、認定されると住宅ローンの控除などの
優遇制度を受ける事が出来ます。

現在は申請する事で、認定を受ける事が出来ますが、
2020年には省エネルギー基準の適合が義務化されます。

それにより大きく変わるのが、構造上、断熱や気密化が
むずかしい伝統工法の建物や、
通風や開放感を重視する建物です。

伝統工法の建物は減少は大工の減少にもつながります。
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1980年に94万人いた大工は、2010年には40万人。
毎年約2万人の大工がいなくなっています。

更に、現在の木造住宅の約9割はプレカットを
用いているため墨付けや鋸を使える大工も
減少しています。

このまま進めば、日本らしい街の風景も減り、
どこへ行っても同じような街並みに
なってしまうかもしれません。

                      五藤久佳デザインオフィス 坪内

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