うどんでエコ。

12年7月に再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まってから、
太陽光発電所の建設が全国で相次いでいますが、
バイオマス発電の普及は進んでいません。

そんな中、昨年からうどん県として知られる香川県で
ある産業機械メーカーが、廃棄されたうどんを使って
電気を作る事業に取り組んでいるそうです。

うどん店から出た残ったうどんを
酵母菌で発酵させるとエタノールができる。
この際に出る残りかすに水を加え、
メタン菌の入った装置で野菜くずを混ぜて
発酵させるとメタンガスが発生。
このガスを燃焼させて発電する仕組みで
1日3トンの麺を処理して年間最大18万キロワット時を発電し、
年間約700万円の売電収入を見込むそうです。

太陽光や風力と違い、バイオマスは安定して発電できるエネルギー源。
香川県内では年1千トン規模の廃棄麺があり、
捨ててしまううどんで発電、まさにエコですね。

五藤久佳デザインオフィス 伊神

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