耳。

耳と言っても私の耳ではありません。

断熱材にも耳がついています。

グラスウールにはフィルムで
包まれているものとそうでないものがあります。

包まれているものは室内側の防湿フィルムが
断熱材より少し伸ばしてあります。

これが耳と呼ばれるもので、
ここを間柱や柱に固定することで
壁内で断熱材が下に下がらず、
正しい位置をキープします。

先日、倉坂の家の打合せで
屋根の断熱材を設計の24kから32kに
変更したいと要望がありました。

木造住宅では一般的に24kのグラスウールが使われます。
32kは耳付きが無く、熱伝導率も24kとの差は
わずか0.002W/(m・K)しかありません。
・・・10k 0.050W/(m・K)
・・・16k 0.045W/(m・K)
・・・24k 0.038W/(m・K)
・・・32k 0.036W/(m・K)

天井裏がない住宅でも
24kを正しく施工し屋根裏の通気を確保すれば
十分室内を快適にする事ができます。

五藤久佳デザインオフィス 坪内

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