伝統と美しさを持つ格天井。

伝道院耐震改修は設計契約を行い、
実施図面を進めています。

以前ムービングプロジェクトに紹介したように
伝道院には天井画があります!
DSC05447
この天井の様式を格天井(ごうてんじょう)といいます。
格天井は6㎝角程の木材を正方形の格子に組み、
格子の間に正方形の鏡板を張った天井です。
鎌倉時代からあり、格式の高い様式として
有名なお寺や神社・お城の天井に多く使われています。

鏡板の材質はスギやヒノキ・マツなどの一枚板を使ったり、
伝道院のように絵が描かれたものや織物を貼ったものもあります。
この天井板はどのように取付けしているかというと
上から(天井裏から)留めています。
そのため下から釘やビスが見えません。

格天井で有名なものだと二条城二の丸御殿などがあります。
13-b1f5a
以前見に行ったことがありますがあまりの迫力に
つい見入ってしまいました。

伝道院の天井画は改修時に
きれいにクリーニングする予定です。
美しい格天井が蘇ることを期待しています!

皆さんもお寺やお城に行った際は
天井も気にしながら見てみて下さい!

五藤久佳デザインオフィス 伊神

コメントを残す