床脇

伝道院には床の間があります。
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床の間と言っても児童クラブの時は
このような形で使われていました。
そして、写真左側の布がかかっている所は襖があり押入となっていました。

しかし、工事が始まり解体したところ
元々は押入ではなく床脇であったことがわかりました。
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その証拠に狆潜り(ちんくぐり)もありました。

そもそも床脇とは昔は文房具や日常品、
または武具などを置くため、
実用的に設けられていたものですが、
その後、座敷飾りの場となって発達したものです。
床脇には地袋、違い棚、天袋などが組み合わされたりします。
また狆潜りは採り込んだ光を
奥まで届かせる役目を持っているものです。

オーナーさんと打合せを行い、
この押入はもう必要が無いため床脇を復旧する事になりました。
どのようになるか楽しみです!

五藤久佳デザインオフィス 伊神

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