主要構造の不良。

伝道院耐震補強工事は
屋根の下地や建物の傾きを直す建て起こしを行っています。
工事を進めている中で主要構造の不良箇所も見つかっています。
取替え可能な箇所は取り替えていますが
取替えが出来ない部分もあります。
DSC07529
真剣な眼差しで現場監督の話を聞く五藤。
DSC07527
正面から見ると桁にひびが入っています。
ここは手前に添え木をしてボルトで固定し補強します。
DSC07537
ここは柱に梁が載っていません(柱が短い)。
おそらく建てられた時はちゃんと柱に載っていましたが
何らかの理由で誰かがカットしてしまったようでした。
届いていない部分は埋めて、
ずれないように内側から柱にもう1本木を抱かせて
補強する事になりました。

改修工事では初めは分からない部分で
問題が出てくることがあります。
構造設計とも話し合いながら最適な補強方法で
より強固な建物にしていきます。

五藤久佳デザインオフィス 伊神

 

コメントを残す