地盤改良工事は大変苦労しました。

覚王山の家は地盤改良工事を行いました。
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地盤改良工事を行う上で、
実施設計に入る前の段階から懸念していたことがあります。
それは
・前面道路が狭い
・擁壁があり道路と2m程の高低差がある
・擁壁が古く強度が不明なため擁壁の底盤より深い改良が必要
以上がクリア出来ないといけないことです。

合計10社の業者に聞きましたが
道路が狭いため重機が搬入できない、
高低差があるので重機が上れないなど
なかなかいい返事がもらえず何社も断られました。
工事が可能でも改良の種類が限られるため
金額が高く出てきてしまいとてもお願い出来ないという所もありました。

結果10社のうち実際に工事が可能だったのは4社でした。
その中からようやく決まった今回の改良方法は鋼管杭です。
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各ポイントで強い地盤に達する深さが異なるので
杭の長さもバラバラです。
一番深い杭では6.5mになるので2本を溶接して繋ぎ施工します。

これから先、何十年と
この杭が覚王山の家の地盤を支えていきます。
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五藤久佳デザインオフィス
 伊神

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