窮屈そうな断熱材。

奥田の家は壁の断熱材が入り、
内部の間仕切や木製建具の枠を取付けています。

写真を見てお分かりのように、
断熱材が今にも壁から飛び出してしまいそうなくらい
ぎっしり入れてあります。

長期優良住宅に限らず、壁の断熱材(グラスウール)は
厚み100mmで1㎥あたり24kgの密度の物を入れます。

長期優良住宅の場合、省エネルギー対策等級は
最高の等級4が必要です。

断熱材の厚みは、地域や断熱材の種類によって
決められています。

例えば地域Ⅳ(ほとんどがこの地域)で
グラスウール 24kgを使う場合は
厚みが90mm以上必要です。
仮に吹付けの断熱材や高性能グラスウール40kgを
使用しても厚みは75mm以上必要なので、
壁内に隙間なく断熱材が入ります。

最低限の断熱性能でも、余裕のある断熱性能でも
等級4には変わりありませんが、
生活環境に大きく関係します。

建築主、自らが理解し確認する事が重要です。

                      五藤久佳デザインオフィス 坪内

コメントを残す