皆さんいかがお過ごしでしょうか。
花粉症の僕は
「目のかゆみには~ア○ガード♪」を
片手に千秋の家の実施図面を描いています。
木造で一番大切なのは強度です。
建物の強度を上げるためには耐震壁を設けます。
耐震壁とはスジカイや構造用合板で強固にし、
地震や風などの水平荷重(横からの力)に
抵抗する能力を持つ壁のことです。
そういえばスジカイには
「筋違い」「筋交い」の2種類を目にします。
正しいのはどちらでしょうか。
建物を造る時、一連の柱や壁を「通り」と言います。
設計図面には1、2、3…やA、B、C…などで描かれています。
「通り」と同じ意味で「筋」というものがあり、
皆さんご存知なのが、大阪の道路です。
大阪は東西方向の道路を「通り」、
南北方向を「筋」で名前が付けられています。
建築の「スジカイ」は「通り」と「通り」
「筋」と「筋」の間に設置するので、
「筋違い」が正しい表記になります。
「筋交い」では「通り」と「通り」、
「筋」と「筋」の交わる所になり、
ほとんどの場合、そこには柱があります。
肝心な建築基準法はというと、
「筋かい」と表記してあります。
まあ、これが一番問題ないですね。
五藤久佳デザインオフィス 坪内