式年遷宮。

伊勢神宮の式年遷宮とは、
社殿を造り替える20年に一度の大祭で、
正殿(しょうでん)を始め御垣内(みかきうち)の建物全てを建て替え、
さらに殿内の御装束(おんしょうぞく)や神宝を新調して、
御神体を新宮へ遷(うつ)します。
201305 

FH000025
建替えられた社殿を良く見ると、
柱と梁の間に隙間があるのが分かります。

この建物は屋根と柱は接合されておらず、
上部の荷重は柱と柱の間にある板壁で支えられています。

こうする事で、板壁が収縮すると屋根の重みで下がり、
隙間が出来ないのです。

1300年前の技術が今も変わらず受け継がれています。

                      五藤久佳デザインオフィス 坪内

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