100本の木。

皆さんは「世界がもし100人の村だったら」という
本をご存知でしょうか。

内容は世界の人口約63億人を100人の村に縮めた場合、
どうなるかという話です。
「100人のうち7人がパソコンを所有しており、93人は所有していない。
76人は電気を利用でき、24人は利用できない。
すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い
80人が20%を分けあっています・・・・・・」

これを木材で例えるとどうなるか。

日本で1年間に使用される木材を100本の丸太とします。
その内53本は建築や家具として使われおり、
残りの47本が紙などに使われます。
dsc_0038
建築などに使われる53本のうち
6本が国産で47本が外国産です。

なぜ輸入材に頼るのか。

その原因の一つに国土の形状が挙げられます。
カナダなどの広大な森や平原に比べ、
日本はほとんどが山です。

間伐材を運ぶために道を整備しなければなりません。
そのためコストもかかり国産材が輸入材に比べ
高価なのもうなづけます。

しかし、数年前まで国産材の使用は3%でしたが、
現在は12%まで増加しています。

今後どんどん国産材の使用が増えれば、
日本の森ももっと魅力のあるものに
変わっていくと思います。

                      五藤久佳デザインオフィス 坪内

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