もうすぐ、一宮市木曽川文化会館が完成するということで、
本日、見学に行ってきました。
まず外観で目を惹くのはコンクリート打ち放しの躯体です。
型枠に杉の板を張ってからコンクリートを打設してあるため、
コンクリートの表面には木目がついています。
打ち放しの壁はホール内部にも使われており、
音の伝わりや反響の関係で複雑に傾斜しています。
躯体の上に、音響に合うようにボードの壁を造るのではなく、
音響に合うように躯体をつくる。。。しかも杉の板で。
この壁を見るだけで、技術の高さが感じられます。
普段はなかなか立つ事のできない「ひのき舞台」。
普段は決して入ることのできない「照明の部屋(スポットライト)」。
普段入れない場所や、普段は聞けない工事の話が
聞けてとてもためになりました。
五藤久佳デザインオフィス 坪内