昨日、ある建築家の現場を見学してきました。
完成した建物よりも建築途中の方が
設計図面や見えなくなってしまう部分を
見ることができ、とても勉強になります。
木や草を切り更地にして、人の住みかを造りますが、
それとは反対に虫や鳥達の棲みかが無くなります。
建築は様々な場所の様々な材料を組み合わせてつくります。
それぞれが気温や湿度や天気など馴染みのない土地で使われるため、
周辺の環境や生き物の動きにも影響を与えます。
生き物に関する相談やクレームが多いのはそのためです。
新築の場合、周りの環境や生き物の配置が決まり、
動きが安定してくるのに10年かかると言われています。
人の生き方だけでなく、植物や虫の生き方も考え、
うまく共存していくことが大切だと思います。
五藤久佳デザインオフィス 坪内