現在実施設計中の堀畑の家にも木製の大開口があります。
普段街中を歩いていると、南向き窓なのに
カーテンやレースがしてある家を沢山見かけます。
せっかくの庭が室内から見えず、
空間の広がりも感じられないのは、
もったいないような気がしますが、
それよりも、やはり他人の視線が気になるのでしょうか。
<扶桑の家>
<奥田の家>
<奥田の家>
先日テレビで、元空巣の人が話をしていましたが、
先ず狙うのは塀や木などで内側が見えない家と
カーテンが閉まっている家だそうです。
共通して言えるのは、どちらも人の目につかないという事です。
最大の防犯は人の視線です。
高い塀などで空だけを眺めるのではなく、
外を行き交う人や遠くの木や山や建物も一緒に
眺める事で奥行き(遠近感)を感じることができます。
ぜひカーテンやロールスクリーンを使うのは
日差しの強い時などや夜など、必要な時だけにして
普段は開けておきましょう。
おのずと室内もきれいになりますよ。
五藤久佳デザインオフィス 坪内