あれから20年。

本日1月17日、阪神・淡路大震災が起きて
ちょうど20年になります。


当時の映像や写真を見ると胸が痛くなります。
こちらの地域でも震度4程の揺れがあり、
当時母は揺れで目が覚めたと話しています。
7歳だった私も記憶は曖昧ですが、
テレビを見て衝撃を受けていた覚えがあります。

これまで建築基準法は「昭和56年(1981年)6月」(新耐震基準)、
「平成12年(2000年)6月」(現行の耐震基準)と2回にわたり
耐震基準の大きな改正がありました。

阪神・淡路大震災で死者が出た木造住宅の98%は
旧耐震基準で建てられていました。
新耐震基準で建てられた住宅で死者が出たのは
2%未満だったそうです。

しかし新耐震基準以降に建てられた木造住宅も多数倒壊し、
生命に関わる多くの被害が発生しているため
平成12年の改正は阪神淡路大震災の教訓を踏まえたもになっています。

それは木造住宅(在来軸組構法)の弱点とされる
接合部については金物補強が規定され、
地震力に抵抗する耐力壁については
その配置バランスが規定されました。



東日本大震災があった年は多くの申請がありましたが
その後の耐震改修は伸び悩み、
愛知県内では旧基準の住宅だけでもまだ約40万戸あります。
さらに去年10月までの9年間に、全国で行った耐震診断の結果、
昭和56年から平成12年の間に新耐震基準で建てられた木造住宅でも、
全国の80%以上で耐震性が不足していることが分かりました。

現在、東南海地震がいつ発生してもおかしくないと言われています。
耐震化が進めば命が救われる可能性も高くなります。
過去の教訓を生かし一人ひとりが意識し、
備える必要があります。

あなたのお宅は大丈夫でしょうか。
無料耐震診断も行っていますのでお気軽にご相談下さい。
まずは知ることから始めましょう。

五藤久佳デザインオフィス 伊神

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