これまで多くの長期優良住宅を設計し、
建ててきましたがどれも耐震等級は最高の3です。
しかし、これは建物の地震に耐える基準であって、
いざ災害が起こった場合には、人は避難せざるをえません。
先日、9月1日は防災の日でした。
家族内で避難場所の確認や防災グッズの見直しを
された方も多いと思います。
今年は台風が多く、いつ避難を強いられるか分りませんので、
あまり知られていない重要なことをお伝えします。
それは、災害によって避難場所が異なることです。
地震なのか、火災なのか、水害なのか、台風なのか。
水害の避難の時に、火災の避難場所になっている
まわりに何もない公園やグランドに行っても意味がありません。
東日本大震災の時には水害(津波)のための避難でしたが、
多くの人がいつも避難訓練をしている防災センターに避難したため、
200人近い方がそこで津波の被害に遭いました。
災害別の避難場所は自治体(地域)によって
細かく指定されていますので、もう一度確認して、
家族ともよく話をしておきましょう。
五藤久佳デザインオフィス 坪内