世界の丹下がクローズアップされています。
愛知県で唯一の丹下建築が純粋な形を残すのもあとわずか。
パネル制作で氏の功績を知るほどに驚くばかり、
当時の建物の内観写真やそれにかかわった人々の経緯を
推測するだけで、その当時にタイムスリップするような感覚に
ワクワクします。
私たちは(社)愛知県建築士事務所協会一宮支部の3月のイベントの
準備のために頑張っています。
墨会館に大量にあった丹下健三事務所のデザインした家具は今は
もう一脚も残されていません。
所有者であった墨さんが一宮市に墨会館を譲る際にお知り合いに
連絡して全てさばかれたそうです。
私たちはその家具を探していましたが会員の取引先の会社が多数
所有されていると聞き伺った訳です。
そしてなんと所有者のご好意により「墨会館の価値と見所」に
お貸しいただくことになりました。
当日はイージーチェアーに座れるサプライズをご堪能下さい。
私も座りましたが座り心地が非常に良いです。生地も驚くほど状態がよく、
いまだ現役です。
写真では分かりませんでしたがチカチカと金色に光るラメ糸の
生地が張ってあります。とても半世紀前に織られた生地とは思えない
しっかりした生地でした。もちろん艶金興業製だそうです。
一体成型合板で作られたイージーチェアーはデザインも美しい
会議用テーブルとチェアー
昔の合板はのりの性能が悪く、よく剥がれてきたそうですが、
この天童木工の家具の合板は殆ど剥がれていません。
ここにも、お行儀よく並んでいます。
灰皿受け家具:こんなものもデザインしてありました。
やっと会えたね!! イージーチェアー!
2月2日(公社)愛知建築士会一宮支部創立60周年記念式典に
出席してまいりました。
記念式典に先立って記念講演会が行われ、
コピーライターで住育研究家の竹島靖氏に
お話をしていただきました。
日本の空き家が800万個余っていること、
30年しかもたない家に35年ローンを組むこと、
無垢の木と張りものの区別がつかない建築主を住育するところから
始まると説いていただきました。
竹島靖先生、どうもありがとうございました。
その模様はこちらhttp://t.co/haJYseFp
講演のあと記念式典が行われ、一宮市長や稲沢市長に主賓で挨拶をしていただきました。
私も乾杯の挨拶をさせていただきました。
画像は会員25年以上の会員の方を称えられ坂口博文支部長より
藤堂秀房さんが代表で表彰されました。
改めて(公社)愛知建築士会 一宮支部 創立60周年おめでとうございました。