現在、倉坂の家の実施図面を書いていますが、
建築、構造と書いて今は設備図です。
設備図の中でも換気設備の図面は特に神経を使います。
ただ単に近い外壁面へ換気フードを出せば良いというのもではなく、
外観がすっきりするように、そして、家の顔となる面には出さないように
配管経路を考えなくてはなりません。
しかし、どうしてもメインの外壁面に出さないと納まらない場合もあります。
そういう場合はその物の存在を無くします。
この写真の中に換気フードが3つありますがわかりますか?
答えはこちら。
換気フードにそれぞれの外壁の色を塗装することで
その存在を無くしています。
特に木の外壁の方は単純に茶色を塗装するのではなく、
換気フードが付く板の色に合わせてあります。
このひと手間によって外観がすっきりし、建物の価値がアップします。
五藤久佳デザインオフィス 坪内